ハイブリッドクラウド研究会(略称HCCJP)は以下を目的として創設されたコミュニティです。
- 日本における「ハイブリッドクラウド」の再定義
- 新しい「ハイブリッドクラウド」の導入促進
ハイブリッドクラウドの「実情」
すでに既に日本企業の70%近くが「ハイブリッドクラウドを導入済み」と回答しているというデータがあります。しかし「クラウドを使っていると言ってもメールサーバをSaaSに切り替えただけ」「仮想マシンをクラウド上でホスティングしているだけで、結局やっていることもスピード感もオンプレミスの仮想環境と全く同じ」「積極的にパブリッククラウドの活用を決めたけれど、大量に残る社内のITとビジネスの距離は広がるばかり」。――そんな状況でも「ハイブリッドクラウド導入済み」と呼んでしまっている実体があります。
HCCJPの狙い
ハイブリッドクラウド研究会では、「クラウドとは何か」「ハイブリッドクラウドとは何か」「より連続性・一貫性のある基盤を活用することで、迅速にビジネス上の成果を挙げる方法とは?」といった問いに対し、企業の枠を越えてユースケースや方法論を議論・検証することで、日本へのハイブリッドクラウド導入を促進していきます。
HCCJPで取り扱う技術と参加企業
「ハイブリッドクラウド」とひとくちに言ってもさまざまな形態が考えられます。利用するパブリッククラウドサービスに関しても多種多様なものが存在します。本コミュニティは、事務局としてマイクロソフトの支援を受けてはいますが、だからと言ってマイクロソフト提供のクラウドだけに閉じた議論にはせず、例えばAWSやGCPなどに関しても必要に応じて扱っていきます。
また、本コミュニティにはITベンダーに限らず、ユーザー企業も参加いただくことを期待しています。技術論のみに終始せず、実際の業務に活かせるかたちでのアウトプットに取り組んでいく方針です。自社業務への適用を具体的に考えられるユーザー企業の方にも、ぜひ参加していただきたいと考えています。